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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
124_1968.jpg
タイトルを『鎖骨』としているが、鎖骨そのものということではなく、肩関節の可動の一つで、位置が鎖骨に近いということから、工程上での識別のために『鎖骨』としている。

当ブログとしては、ラブドールの関節は人間の関節をそのまま再現するのではなく、ラブドールの機能として必要な関節を、最適な方法で動かそうという方針だ。

そういうことから、これまで肩関節に関しては、肩を“回す”動きのみを作ってきたのだが、コスチュームを着せる時に、肩を“すぼめる”動きがあれば、もっと着せやすくなるのでは?と思い、四号機では、その機構を加えることにした。

仕組み自体は、写真を見てもらえば分かるように単純だ。


●パーツ
124_1965.jpg
今回、回転の軸としてリベットピン(ロットピン)を使うことにした。
ネジ・ボルトなら太さも長さも種類が豊富なのだが、一度組み込んでしまうと修理が面倒、または不可能になる可能性がある箇所のため、なるべくメンテナンスフリーにしたい。
ネジ・ボルトを可動部の軸として使うと、動かしているうちにナットが緩んでくる可能性がある。
もちろん、ダブルナットや緩みどめナットという手段もあるのだが、リベットピンを割ピンで止めた方が抜ける可能性が低いのではと考えたのだが、、、どうなることやら。

リベットピンは、長さの調整ができないため、ワッシャーとアルミパイプを切断してスペーサーにした。(まだ仮組み)
124_1969.jpg


トップの写真で、正面から見ると体幹に対して直角に取り付けられていないことが分かってもらえるだろうか?
若干、下がり気味になっていて、設計上では5度下げている。
なぜ角度をつけたかというと、腕を取り付けた時に、女子らしいプロポーションになるようにするためなのだ。
直角に取り付ければ作業は簡単だったのだが、これまでの失敗から、全体を俯瞰して設計したためにこうなった。
おかげで、5度の角度になるように穴を掘るという、余計な手間がかかってしまったが。
124_1966.jpg


関節の可動の緩み止めとして、てリベットピンにはビニールチューブを巻いてあるが、もう一つ対策を施してある。
124_1970.jpg
塩ビパイプにネジが3っつねじ込んであるのは、その対策の一環で、パイプの中に半円形の木材を固定してあるのだが、そこは、またの機会に説明することにする。


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この“板きれ”が、四号機の中心となる最重要パーツだ。
123_1816.jpg
言うなれば“体幹”なのだが、背骨とはちょっと違い、胴体・上半身の中心近くに位置することになる。


これまでは発泡ウレタンを構造体とした、言ってみればモノコックボディーみたいなものだったが、今回はこの体幹を中心としたフレーム(骨格)ボディーになる。

どちらがいいのか、正直、完成してみないと分からない。
今回、構造を変えた理由は、シンプルさと強度を模索したことと、今までと同じことをやっていても仕方がないと思ったこと、そして、少しでも作業のハードルが下がればと思ったのだ。

この体幹にしても、なるべく作業工程を簡略化しようと、最小限のカットで済むように設計していたのだが、後から後から修正が入り、思ったより面倒くさいことになってしまった。

発泡ウレタンは一見すると簡単そうにみえるが、エアドールに使うには形を整えて充填・発泡させなければならず、闇雲にウレタンフォームを流し込めばいいというわけにはいかない。
ノズルの入り口をどこにするか、注入する角度や量などのコントロール、それを手際よくこなさなくてはならず、慣れてきたつもりでも思うようにいかないことが多かった。
それに、各所の関節を作っていくうちに、使用する容積が減ってきて、そのメリット、恩恵が薄れてきていたのだ。


さて、この体幹、いくつか穴が空いているが、いろいろと固定するためのネジの下穴だったり、何かを通す穴だったり、何かをはめ込む穴だったり、、、この辺は、その工程の時に説明しよう。
123_1818.jpg

これらのネジの位置、使うネジのサイズ・長さを決めるにも、前回の頭部の寸法が必要だったように、ある程度、全体の設計を完成させる必要があった。
中心となるパーツだけに、他の箇所をいじると、その影響が跳ね返ってくるのだ。
そのため、図面の修正ばかりしていて、なかなか実作業に取り掛かることができなかった。


下半身との結合は、こんな感じになる。
123_1820.jpg
基本的な構造は、バージョン3と同じだ。
ただ、あんな面倒臭い機構はない。このピンで固定するだけだ。

それにしても、こんなに可動範囲が大きくなるのか?(背中を反らせている状態)
123_1821.jpg
実際は他との関係で制限されるだろうが。


今回、頭部はこれまで使ってきた“大手100均ショップ”のものではなく、別のものを使用した。
122_8198.jpg

約1000円ということで、“大手100均ショップ”の680円より高かったが、全体的に形が整っているため、“大手100均ショップ”のヘッドのように、前後幅を縮める手間が省ける。


しかし、首を切り離せば、そのまま使えるかといえば、そうでもない。
122_9064.jpg

顔の造形がないフラットなタイプとはいえ、顔面が丸みを帯びているため、このブログで使用しているプリントしたマスクを付けるとなると、ある程度、顔面を平らにする必要がある。

削った状態。
122_9062.jpg

またまた今更ながらなのだが、発泡スチロールにも紙ヤスリをかけていいことを知った。
これまでは、発泡スチロール用ナイフで削るだけだったのだが、それだけだと、どうしても綺麗に仕上げることができなかった。
それが、紙ヤスリを軽くなでるようにかけるだけで、ツルツルになった。
122_9063.jpg


今回、胴体もできていないのに頭部に着手したのは、胴体との接続のために内部を確認する必要があったためだ。
122_9061.jpg
この穴の直径を測らないことには、胴体が作れないのだ。


これまで使ってきた100均のヘッドと比べると、アゴが丸い、というか短い。
122_8198_2.jpg
比べてみると、100均のヘッドはプロポーションがいい。対して、今回のヘッドは、顔の長さが少し短い。アゴの先がない感じだ。
しかし、加工の手間がかからないし、顔面を完全にフラットにできるというメリットがある。。。
新しい素材を使ってみないことには、良いか悪いかも判断できない。
そんなことから、今回は、このヘッドを使うことにしたのだが。。。

とはいえ、まだ修正が必要なようだ。


●参考までに、当ブログ的に理想とする頭部のサイズ
頭の周り:51cm, 頭頂からアゴの先まで:26cm


miyuの胸部は“山”になっている。
006_2616.jpg

これを、谷間ブラをつけるために平らにしなければならない。
そのために、胸の中心部分(下の写真のマーキングした部分)を絞らなければならない。
IMG_2762.jpg

これまではビニール用の接着剤で貼り付けて絞っていたのだが、今回はホットシーラーを使うことにする。ホットシーラーの使い方はリンク先を参照。
121_8342.jpg
表面に溶着部を出したくないので、裏面にホットシラーを当てる。
そのため、上の写真では胸部は裏返してある。


接着剤で貼り付けるより、見た目もきれいになるだろうし強度もあるのだろうが、何しろ、はじめて実際の作業で使う。
何度かテストはしているのだが、コテの温度が客観的に分からないため、どのくらいのスピードでコテを引いたらいいのか、その加減がなかなか掴めない。
失敗したら、miyuを買い直さなければならない。
できることなら後回しにしたい作業なのだが、これをやらないと仮組みもできない。

覚悟を決めて挑む。


結果、、、
溶着面がちょっとゴツゴツしているが、なんとかうまくいったようだ。
121_8344.jpg

余分な部分を切り取る。
121_8346.jpg

表に戻して、チェックしてみる。
121_8350.jpg

横から。
121_8349.jpg
きれいな直線になった。


本当に今更ながらなのだが、エアドールの改造には、このホットシーラーが大変役に立つと実感した。


前回の作業から4ヶ月が経とうとしているのか。。。
はぁ、、、進まないなぁ。。。


とはいえ、これまで何もしていなかったわけではない。
実作業の準備段階として、いろいろと練り上げているのだ。

119_4262.jpg

・まず構造のアウトラインを考え、パソコンでその図面を作成する
(miyuを切断しなければ寸法がわからないから、まず先駆けて切断したのだった)

・部材のモックアップを作る(上の写真)

・図面を修正する

・構造が固まってきたら、使用する材料・パーツを選定する

・店に素材を探しに行く
思っていたようなパーツがなければ、代替品を考える

・そのパーツの寸法で図面を修正
(これが、ネジ1本でも他と干渉してくるのだ)

・パーツを買い揃えていく ←今ここ


ということで、現在、胴体作成のためのパーツが揃いはじめている。
まとまった時間が取れれば、作業に取り掛かりたいのだが。。。

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